前回は短期的集中のダイエットのメリットやデメリットをご紹介しました。
短期間で痩せることができる反面,筋肉も減ってしまうデメリットもあります。
今回は,比較的長期にわたって行うダイエットのメリットやデメリットについてご紹介したいと思います。
直近に結婚式などのイベントがないけれども,ゆっくり運動をしていきたいという方が当てはまります。健康のために続けていきたい人もそうです。
長く続けていくことで,短期的とは違ったメリットも多く日々の健康を手に入れることができ,運動習慣を日常に取り入れることでストレスなどから解放される効果も期待できます。
運動を始めたい方も,どのような利点があるのかを考えながら始めていくことをおすすめします。
この記事について
・長期的ダイエットとは
・長期的ダイエットのメリット
健康を保持できる
ストレスフリーへ
筋肉量を維持できる
・長期的ダイエットのデメリット
長続きしない
・生きている間はずっと運動を
長期的ダイエットとは
ダイエットについても,前回ご紹介しました。ただ痩せるだけでなく,健康になるための減量という場合に「ダイエット」という言葉をつかいます。
1年以上かけて行うダイエットのことをいいます。
短期のダイエットと比べて,長い期間行うため「ダイエット」というよりも継続した運動という意味合いでつかうことが多いかもしれません。
ここでいうダイエットとは,ダイエットの方法は特定せず,期間のみに限定した際の効果のお話をさせていただきます。
方法等は別のブログにてお話しさせていただこうと思っています。
長期的ダイエットのメリット
健康を維持できる
1つ目のメリットは,「健康を維持できる」です。
長い期間にわたってダイエットを行うということは,みなさんは「食事管理」や「運動」を少なからず行っているはずです。
例えば,運動を半年や1年以上行うことで,血流量が上がり代謝も向上したり,免疫力が強くなったりなど,良いことはたくさんあります。食事管理にしても,自分の食事を改め日々の食事内容を変えることで,体の内部から健康的になれます。
とくに食事では,不必要なものを摂取しないことで,内臓脂肪が減少するなど,効果的なことがたくさんあります。
それらを日々行うことで,健康を維持することができ,毎日を活力的に過ごせます。
ストレスフリーへ
2つ目のメリットとしては,ストレスフリーになれることです。
ストレスフリーとは,ストレスがない状態,精神的に落ち着いた状態のことです。
運動を行うことで,ストレスは減少していきます。普段,交感神経で神経を尖らせている人は,運動をすることで気分転換になったり,軽い運動で汗を流すことで眠気を誘い睡眠の質を改善することにもつながります。
また,うつ病を持っている人にも運動が効果的であり,実際に臨床では「運動療法」としてリハビリテーションを行なっています。
これは論文でも出ていることですし,私自身が実証済みです。
これを継続して行うことでかなり効果が出てきます。
筋肉量を維持できる
筋肉は日々の鍛錬によってできるものです。
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筋トレであれば,ウエイトトレーニングや加圧トレーニングなど。
有酸素運動であれば,ランニング・スイミングなどがあります。
それらを日々行うことで筋肉は維持・向上していきます。
そして同時に筋肉ができるのは,しっかりと食事をすることで,できあがります。
とくに筋肉の栄養となるタンパク質を摂取することは,とても大切なことです。
短期的ダイエットのように短期間での減量は,食事制限によるものが多いのも現実です。集中して食事を減らし,脂肪を減らすのが目的ですが,ここにも罠があるんです。
実は,食事制限の体重減少は脂肪だけではなく,「筋肉」も減少するとの報告があるからです。安易な食事制限は筋肉も落としてしまいます。
長期的なダイエットであれば,食事制限だけだとしても,ごく少量から食事を変えていくため筋肉の減少はかなり抑えられます。運動を併用することで,さらに筋肉の減少は抑えられ,見た目としても,ほどよい筋肉を維持した体型を目指せるはずです。
長期的ダイエットのデメリット
長続きしない
唯一,長期的なダイエットでのデメリットはここにあります。
どうしても長くダイエットを続けるには目標が必要となりますが,長期的ダイエットではそれが立てにくい場合がほとんどです。
短期的の場合は,目標を立てやすいですが,長期的な場合はダイエットを日常化することが目標とでもいえます。
しかし,生活に運動を慣れさせるには毎日の努力も必要。
数ヶ月,1年をやり切る前に挫折する人も多くいます。
生きている間はずっと運動を
私たちが生きている間はずっと移動し食事をするように,健康的に過ごすには適度な運動が必要なのです。
大学を卒業するための知識は1日2日で得られないように,健康的な体を得るにも,毎日の運動は欠かせません。
もちろん,仕事で疲弊している場合や適度に運動をしている際は,ムリに運動をすることはオススメはしません。
適度というのは,自分のライフスタイルに合わせた運動であって人それぞれ目的も目標も違います。
と,難しい事ばかり言って始めづらいとは思いますが,結果的には継続することが必要です。
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まずはゆるく,深く考えずにやることが大事。
それから少しずつ修正していきましょう。