トレーニング

【筋肉の大きさランキング】どれが一番大きい筋肉?|一覧

筋肉の大きさランキングの説明

女性「筋肉ってどこが一番大きいの?」

こういった疑問にお答えします。

Taka「この記事を書いている私は,現役パーソナルトレーナーで,医療機関でリハビリテーションとしても働いています。栄養やトレーニング論を専門とします。」

筋肉の大きさを知ることは,とても大切です。とくに筋トレなどのトレーニングをしている人は,大きい筋肉から鍛えることで,基礎代謝を上げたり,痩せやすくなるといった効果を実感しやすいからです。

事実,運動初心者は大きい筋肉から鍛えていることがほとんどです。

大筋群を鍛えて,脂肪燃焼しやすい,疲れやすい体質に変えていきましょう。

本記事の内容

・大きい筋肉を鍛えるメリット
・筋肉の大きさランキング15

大きい筋肉を鍛えるメリット

筋肉の大きさランキングの説明
いわゆる大筋群といわれる,筋肉が大きい部位を知ることは大きなメリットがあります。

基礎代謝は筋肉に依存しているため,大筋群を鍛えることで基礎代謝を向上させ,痩せやすい体質にする効果があります。他にも,筋肉ができることで疲れにくい体になったり,見た目としてわかるため,美しい体を手に入れることができます。

  • 基礎代謝が向上する
  • 疲れにくい体になる
  • メリハリのある体になれる

また,メリットとして大筋群を鍛えることは,初心者でも簡単です。体で大きな筋肉であり,初めてでも動かしやすく,取り入れやすいです。

小さい筋肉は鍛えなくていい?

反対に小さい筋肉は鍛えなくていいのか,といった疑問につながりますが,そうではありません。

大きな筋肉は体で主要な部位です。
例えば,大腿四頭筋を鍛える「スクワット」は,太ももが中心に鍛えられますが,立つ姿勢を支える「前脛骨筋」「腹直筋」といった部位にも力が入ります。

どんな筋トレでも,ひとつだけしか筋肉を使わない運動など存在しないため,主要な筋肉を鍛えることで,全身運動にもなることを覚えておいてください。

筋肉の大きさランキング15

では以下に大きさランキングを紹介します。

1位 大腿四頭筋(太ももの前)
2位 大臀筋(お尻)
3位 三角筋(肩)
4位 ハムストリングス(太ももの裏)
5位 大胸筋(胸)
6位 上腕三頭筋(二の腕)
7位 ヒラメ筋(ふくらはぎのひとつ)
8位 広背筋(背中)
9位 僧帽筋(首〜肩)
10位 上腕二頭筋(力こぶ)
11位 腓腹筋(ふくらはぎ)
12位 脊柱起立筋(背すじ)
13位 腹直筋(シックスパック)
14位 前腕筋
15位 腹斜筋

1位:大腿四頭筋(太ももの前)1,913cm3

大腿四頭筋の説明
・大腿直筋
・外側広筋
・内側広筋
・中間広筋

4つの筋肉から構成されている筋肉になります。
人体で1番大きな筋肉で,歩くときにはもちろん,走ったり,自転車を漕いだりするなど日常生活には欠かせない部位になります。

ダイエットや筋トレを始めたばかりの人は,まず太ももの筋肉を鍛えることが大切です。

2位:大臀筋(お尻)864cm3

大臀筋の説明
・大臀筋
・中殿筋
・小臀筋

3つの筋肉から構成されています。
立っているときの姿勢を維持するとき,中腰で踏ん張るときにこの筋肉を使います。「美尻」と言われるようになるには,この部位のトレーニングが必要です。

3位:三角筋(肩)792cm3

三角筋の説明
・前部線維
・中部線維
・後部線維

3つから構成されます。
字の如く,前・真ん中・後ろに付着しており,肩を上げる作用があります。

よく「体がゴツくなった」と言われるのは,三角筋中部線維が発達しているためです。発達しすぎると,メロン肩なんて呼ばれたりします。

4位:ハムストリングス(太ももの裏)776cm3

ハムストリングの説明
・大腿二頭筋
・半腱様筋
・半膜様筋

3つの筋肉から構成されています。
太ももの裏についており,お尻から膝付近まであります。

短距離走などの,蹴り出しを強くしたい場合は,ハムストリングスが非常に重要になります。

5位:大胸筋(胸)676cm3

大胸筋の説明
・上部線維
・中部線維
・下部線維

3つの部位から構成されます。

鳩胸なんて言われる様に,大胸筋を鍛えることで胸板が厚くなります。女性では,バストアップ効果もあります。

6位:上腕三頭筋(二の腕)620cm3

上腕三頭筋の説明
・長頭
・内側頭
・外側頭

3つから構成されます。
ここに脂肪がつくと「振袖」なんて言われて,ちょっとバカにされますよね。

そして意外なのが,力こぶ(上腕二頭筋)よりも大きいんです。腕といえば力こぶのイメージもありますが,腕を太くしたい場合は上腕三頭筋を鍛えるべきなんです。

7位:ヒラメ筋(ふくらはぎのひとつ)575cm3

ヒラメ筋の説明
ふくらはぎの裏に付いていおり,腓腹筋の下に付いています。背伸びをするときに使われる筋肉で,ストレッチをするときに硬くなりやすい部分ですね。

8位:広背筋(背中)550cm3

広背筋の説明
背中を覆っている筋肉です。

懸垂をするときに使われる筋肉で,何かを引き寄せる働きを持つ作用があります。背中のウエスト周りを綺麗に見せたいときは,広背筋も鍛えると効果的です。

9位:僧帽筋(首〜肩)458cm3

僧帽筋の説明
後頭部〜肩にかけて付着している筋肉です。
肩をすくめたりする筋肉ですね。ここを鍛えると肩が盛り上がったりするので,なで肩の人は鍛えると,綺麗なラインになりますね。

10位:上腕二頭筋(力こぶ)366cm3

上腕二頭筋の説明
・長頭
・短頭

2つから構成されています。
腕を曲げる作用があり,力こぶができます。男の人では,カッコ良い腕にしたい場合は,この筋肉を鍛えるとよいでしょう。

11位:腓腹筋(ふくらはぎ)332cm3

ヒラメ筋の説明
ヒラメ筋の上に付いている筋肉です。
ふくらはぎを大きくしたいときは,ヒラメ筋と合わせて鍛えることで,ガッチリとしたふくらはぎが手に入ります。

ヒラメ筋との体積を合わせると,ランキングでも上位に食い込むため,鍛えるとかなり代謝はアップします。

12位:脊柱起立筋(背すじ)225cm3

脊柱起立筋の説明
背筋と言われる部分です。姿勢を良くしたり,背中のラインを綺麗にみせます。
この筋肉が弱ると,デスクワークなどで姿勢の保持が辛くなったり,立っているだけでも辛くなります。

13位:腹直筋(シックスパック)170cm3

腹直筋の説明
シックスパックと呼ばれる部分です。
鍛えるほど筋肉は厚くなり,たくましい腹筋が手に入ります。シックスパックを目指しているのであれば,腹直筋を鍛えることをおすすめします。

14位:前腕筋163cm3

前腕筋の説明
肘から手首までの筋肉です。
前腕の筋肉といっても,曲げたり伸ばしたり,捻ったりと様々な動きをする筋肉があります。

女性が好きな筋肉ランキングでも上位に食い込んでいるため,シャツを着る人などは意識しておきましょう。

15位:腹斜筋143cm3

腹斜筋の説明
・外腹斜筋
・内腹斜筋

2つから構成されます。
腹直筋の横にある筋肉で,横腹と呼ばれる部位ですね。ウエストを引き締めたいときは,腹斜筋を鍛えましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
筋肉の大きさを知り,その部位を鍛えることで効率よく効果を出すことができます。

1位と15位の筋肉の大きさは10倍以上あります。

数字で分かる通り,大きい筋肉を鍛える方が見た目で捉えやすく,「筋肉が付いたかな?」と効果を実感できます。効果を実感できたほうが継続力にもつながりますし,楽しくもなります。

筋トレがつまらなく感じてる人や,あまり効果がない人は,このランキングをもとにトレーニングを進めていってみてください。

本日はここまでにします。